リロノウネリ

心理学徒によるサブカルチャーから哲学まで全てにおいて読み違える試み

東浩紀

連続再生の精神分析

連続再生の時代 海外ドラマやテレビドラマ、クールもののアニメなど、夜を徹して見続けるという趣味を持つ人は今や決して少なくない。海外の人気ドラマではいくつもシーズンが続くことが多いし、日本のドラマやアニメでも、1クールには9~13話くらいはあ…

アニメ『デュラララ!!』を見て‐セルティの批評性

セルティという批評的なキャラクター セルティ・ストゥルルソンというキャラクターは非常に批評的だと私は考える。 彼女には首から上がない。デュラハンだからである。彼女は岸谷新羅と同居している。彼はセルティに首がないのにもかかわらず愛している。そ…

「中央線沿線」感と「郊外」感が交じり合う荻窪

「中央線沿線」の魅力 中央線沿線には私たちを惹きつけるパワーがある。下北と並ぶ古着屋王国、高円寺。阿佐ヶ谷の持つ、若手芸人が住んでいる街感。西荻窪は「古きよき」がキャッチフレーズのテーマパークだ。 東浩紀 西荻窪は古本屋が多いので有名なんです…

なぜサブカル批評家は北海道出身なのか

サブカル批評家の聖地、北海道 サブカルの批評家や作家は北海道出身者が多い。 東浩紀 実際、〇〇年代に入ると、言論人の出身地がそのひとの主張に大きな影を落とすようになる。たとえば、オタク評論の周りでは北海道出身者が目立っている。藤田直哉さんがそ…

「けものフレンズ」と東浩紀『ゲンロン0』

「けものフレンズ」と『ゲンロン0』 「けものフレンズ」が世間を沸かせている。東浩紀『ゲンロン0』も世間を沸かせている。私にとっての世間が狭い、という可能性は否定しない。しかし『ゲンロン0』によって「けものフレンズ」を語るということに意味がある…

『モモ』書評「システムの無謬性と想像力の欠如」

『モモ』に描かれる世界のシステム 幸福のために限りある時間を有効に使おうとする。その振る舞いは間違っていない。しかし人々が時間に対して過度な合理性を求めると、今度は合理的に時間を使うことが目的化されてしまう。つまり、なんのために時間を切り詰…

日本とフランスとファッションとテクノ

ファッションショーの国際比較 最近ファッションショーの国際比較の授業を受けた。私はファッションに特別な関心を持っているわけではない。しかし授業が面白かったこともあり、ぐるぐると考えが頭を駆け巡ったのだった。 フランスでは日常、街で見かけない…

『SAO』論-東浩紀『AIR』論から

『SAO』論-東浩紀『AIR』論から 今回はアニメ『ソードアートオンライン』について考えてみたい。私が考えたいのは第1期のラストについてだ。時期的にも、読者数的にもネタバレに配慮することはないため、ご容赦願いたい。 さて今回『SAO』論を立てるにあたっ…

物語シリーズを2週間で駆け抜けてみた

物語シリーズを2週間で駆け抜けてみた はてなブログ初投稿だ。サブカルともオタクともわからない、どっちつかずの私がブログを始めてみる。 物語シリーズのアニメを2週間ほどで観終えた。(正確には傷物語〈II熱血篇〉までなのだが、すぐに冷血篇を観よう…