リロノウネリ

心理学徒によるサブカルチャーから哲学まで全てにおいて読み違える試み

コミュニケーション

可能世界の倫理を考える-「リゼロ」と「時かけ」から

可能世界とは何か 最近、可能世界の自分について考えることが増えた。これは私の年齢によるものなのかもしれない。就職がリアルになることで、未来の自分の想像ができるようになる。それを逆に言えば、ありえたかもしれない自分との別れでもある。 現在の可…

Twitterは失恋(対象喪失)をこじらせるか

無限に語られたテーマで再び・・・ すごく平凡なタイトルになってしまった。しかし「対象喪失」という心理学の視点から見ると「Twitterと失恋」というあまりにも擦られたテーマでも、見たことのない内容になるのではないか。それを目指して書いてみたいと思…

『夜は短し歩けよ乙女』映画批評「恋愛と森見登美彦」

映画『夜は短し歩けよ乙女』批評 昨日、ついに映画『夜は短し歩けよ乙女』を鑑賞してきた。この映画は、私の中高時代を濃縮還元したものだといえる。 原作は森見登美彦。主題歌『荒野を歩け』はアジカンだし、キャラ原案は中村佑介。主人公「先輩」の声優は…

なぜサブカル批評家は北海道出身なのか

サブカル批評家の聖地、北海道 サブカルの批評家や作家は北海道出身者が多い。 東浩紀 実際、〇〇年代に入ると、言論人の出身地がそのひとの主張に大きな影を落とすようになる。たとえば、オタク評論の周りでは北海道出身者が目立っている。藤田直哉さんがそ…

「けものフレンズ」と東浩紀『ゲンロン0』

「けものフレンズ」と『ゲンロン0』 「けものフレンズ」が世間を沸かせている。東浩紀『ゲンロン0』も世間を沸かせている。私にとっての世間が狭い、という可能性は否定しない。しかし『ゲンロン0』によって「けものフレンズ」を語るということに意味がある…

『十二人の怒れる男』映画批評「スキーマの見せる「客観的」世界について」

映画『十二人の怒れる男』批評 今回は不朽の名作『十二人の怒れる男』の批評を。私が同じ本ばかり引用に使うのは、それだけしか読んでいないわけではなく(確かにそれほど読んでいるわけではないが)、その本への理解をより深めるためなのだと断っておく。 …

『カッコーの巣の上で』映画批評「わかるかどうかは重要であるのか」

最近の松本人志のツイートから 今回は『カッコーの巣の上で』の批評である。この批評は最近の松本人志のツイートとも関連していると言える。私は彼の笑いが好きだが、ワイドナショーなどをみていると彼の発言の全てに同意できるわけではない。しかし以下のツ…

『潜水服は蝶の夢を見る』映画批評「コミュニケーションの極限から」

『潜水服は蝶の夢を見る』映画批評 今回は映画批評のようなものを。取り上げる映画は『潜水服は蝶の夢を見る』だ。 主人公ジャン=ドーはパリのファッション誌『ELLE』の編集長であったが、脳梗塞によって左目の瞳と瞼しか動かせなくなってしまった。右目は…